内容紹介
ベルト伝動技術懇話会は,事業の一環として,1996年「ベルト伝動の実用設計」を発刊した.その10年後の2006年,新たに精密搬送ベルトを加え「ベルト伝動・精密搬送の実用設計」を新刊として発刊以来,10年が経過した.この間,ベルトに関する基礎理論に新たな進展はないものの,ベルトは動力伝達,回転伝達,さらには精密搬送用として新たな利用事例が増加し,ベルト関連規格の改定も行われている.そこで,本書では,最新の情報もできるだけ取り入れながら,ベルトの利用事例を全面的に見直した.また,ベルト伝動をこれから学ぶ技術者にとってもさらに理解しやすい内容になることを心掛けるとともに,今後10年後でもベルト伝動技術者が参考にできるよう至る所を増補した.なお,国際化に対応するため専門用語には索引に英文を併記し,主な記号一覧を表記することで読者の便宜を図った.今回で第三次となる改訂増補版では,執筆者の半数近くが入れ替わり,新たな視点で世界でも類を見ないベルトに関する専門書にまとめ上げた.
書籍情報
定価:4,800円+税
※平成30年11月末日までの限定で,当会会員は,会員価格にて直接購入可能です.
(但し出版社殿より当会会員である事の照会がされます)
単行本:239ページ
発行日:2018年3/2
JANコード/ISBNコード:9784842505657
発行社:(株)養賢堂
第1章 | 伝動ベルトの種類とその選定(ベルトの種類ベルトの選定) ベルト関連規格の改定に基づき改訂し,最近のベルトについても解説した.また,ベルト使用時の注意事項を追加した. |
第2章 | 摩擦ベルト伝動の実用設計 (摩擦ベルト伝動の一般的理論各種掛け方とベルト長さ、接触角の計算方法 ほか) 基礎理論については大きな変更はないが,実用的な式はより理解しやすい記述となるようにした. |
第3章 | 歯付ベルト伝動の実用設計(かみ合いと挙動ベルト選定の考え方 ほか) 回転むらを無負荷と負荷時に分類し,ベルト共振時の挙動を追加するとともに,ベルトの選定方法や使用上の注意点について全面的に見直した. |
第4章 | 精密搬送ベルトの実用設計(ベルト挟持搬送の基礎バキューム搬送 ほか) ベルトを使用した搬送用途はさらに多様化しており,特に,高い位置決め精度や送り精度に使用される精密搬送用歯付ベルトを追加した. |
内容紹介
ベルト伝動技術懇話会の会員が日本機械学会、自動車技術会、日本ゴム協会誌、アメリカ自動車技術会、アメリカ機械学会などに投稿し、掲載されたベルトに係る技術論文をまとめて掲載しました。
掲載分野
伝動メカニズム、騒音、寿命、伝達誤差、荷重分担、片寄りなど
ベルトの種類
Vベルト、歯付ベルト、CVTなど
書籍情報
会員向け,非売品
収録雑誌名
日本機械学会論文集、自動車技術会論文集、日本ゴム協会誌、アメリカ自動車技術会、SAE Paper、Transactions of the ASMEなど
収録期間
1971~2006年
動作環境
プラットフォーム:Windows,Macintosh
メディア:CD-ROM
発行日:2007/02