日本語題目 | 歯付ベルトの歯欠け損傷機構 |
英語題目 | – |
著者名 | 飯塚博,堤慎哉,渡辺一実,真下智司 |
掲載情報 | 日本ゴム協会誌 Vol.67 No.10, pp.714-720, 1994 |
要旨 | 歯付ベルトが走行中に受ける損傷形態のひとつである歯欠け損傷に着目し, その破損発生•進展の機構解明を目的として, 3種類の走行疲労試験を行った. そして, 試験後にベルト内部に発生した破損の形態を詳細に観察した. 試験に用いた歯付ベルトは, 自動車用丸歯STPD型である. 観察の結果, 歯欠け損傷の発生には二つの機構があることがわかった. ひとつは心線内部のストランド界面のはく離発生から始まり, その損傷が周囲のゴム層にき裂となって進展する機構である. 他の機構は, 歯元丸み部からゴム層に直接き裂が発生•進展するものである. 通常の使用条件下では前者が観察され, 大きな分担荷重が圧力面に作用する高負荷条件下では後者が観察される. |
キーワード | – |
論文集への収録 | あり ベルト伝動技術論文集2007 |
歯付ベルトの歯欠け損傷機構