搬送ベルト特集 ハバジット日本

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掲載情報:2014/02/25発行 8面


ハバジット日本は、今期の業績として、昨年対比、数%増を計画。昨年に引き続き、紙器紙工・自動車関連・一般搬送分野、さらに堅調に推移している食品関連に注力していく方針としている。食品関連向けに数種の新製品を投入、また紙工関連でも年後半には新製品を上市する予定。さらに物流向けで、ユーザーニーズに対応した機能面を強化した新製品をリリースする。同社では、こういった新製品を含め、充実した品揃えと長年の経験に裏打ちされたベルト関連のノウハウをもって、複数の提案ができる強みをより発揮し、業績の向上に努めていくとしている。
また同社では、今年度の「ハバジット加工技術研修会」の開催日程を決定した。この研修会は、ベルト加工技術者や現場でのベルト接着技術者を対象としたもので毎年好評を得ている。ハバジットベルト接着の基本であるスカイバー接着とフィンガー接着技術をマスターすることを目的としており、樹脂ベルトの特性、ハバジットベルトの基礎的製品知識、各種工具説明に加えて、標準接着技術習得のための実技を中心とした極めて実践的な内容となっている。開催場所は同社の和歌山工場、期間は2日間。受講料は無料、昼食付。今年度は3回開催する予定としている。研修のおもなカリキュラムは、1日目午前、工場説明・見学、スカイバー接着の基本、午後、スカイバー接着実技研修、スカイバー試験用サンプル製作。2日目午前、スカイバー接着実技研修、試験用サンプル製作、フィンガー接着実技研修、午後、フィンガー接着実技研修、新加工情報案内、質疑応答など。製作した試験サンプルは、後日、同社品質技術者による評価試験を実施、基準を満たすと研修修了証を交付する。
日程は、第1回=4月10日・11日、2回目=6月12日・13日、3回目=10月9日・10日。各回とも定員4名まで。定員になり次第締め切りとする。
同社では、同研修会が販売店、現場エンドレス会社でのベルト知識向上と接着技術向上に寄与することを期待している。受講の申し込み及び和歌山以外での開催希望者などの問い合わせは同社各営業所まで。