搬送ベルト特集 ニッタ

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掲載情報:2015/06/25発行 2面


150625-8ニッタは、「FOOMA JAPAN2015」に、“バイ菌駐停車禁止”を掲げ、耐次亜塩素酸ナトリウムの機能を全面に打ち出した「ニッタブルーベルト」や迅速微生物検査キット「マイクロスナップ」、浮遊生菌測定機「バイオトラック」などのほか、「ユニッタメクトロール」、簡単にアタッチメントが取り付けられる「はめぱっちん」などを出品、食品業界の高度化するニーズに対応する製品と技術をアピールした。  ニッタブルーベルト「LBEU」は、ベルトの殺菌消毒に使用される次亜塩素酸ナトリウムによるベルトの表面樹脂の劣化が無いのが特長。その他、抗菌、防カビ、熱湯消毒対応、耐湿熱、低収縮(熱収縮)、耳ホツレ防止、HACCP管理支援など多くの機能を持った高機能タイプのベルト。  表面の色は青で、材質は耐湿熱抗菌防カビポリウレタン。裏面材質は低収縮・耳ホツレ防止機能を施したポリエステル帆布。心体はポリエステルで使用温度領域は-30℃~+100℃(連続使用の場合は最高80℃)、食品衛生法370号に適合している。6ANF(1プライ)と12ANF(2プライ)2タイプがあり、6ANFの最小プーリ―径は15㎜(ナイフエッジ2R)、標準安定時張力は0・5N/㎜、質量は0・8㎏/㎡。12AFNの最小プーリ―径は20㎜(ナイフエッジ5R)、標準安定時張力は1N/㎜、質量は1・3㎏/㎡。  用途は、パン、加工食品の小物搬送、米菓、弁当、総菜、ハム、クッキーなどの搬送。  また食の安全・安心に貢献する同社では、清浄度をしっかりとデータとして把握できる機器やシステムを扱っている。  その一つがハイジーナ社製の大腸菌(群)・一般生菌の迅速微生物検査キット「マイクロスナップ」。  大腸菌(群)や一般生菌の汚染検査は従来培養法で、約24時間~72時間、自動生菌数測定法で12時間~18時間かかるが、このマイクロスナップでは、大腸菌(群)は6時間、一般生菌用は7時間で検査が可能。勤務シフト内で結果を得ることができる。また専門的な知識を必要とせず、誰でも簡単に、手軽に微生物汚染の検査ができる。  浮遊生菌測定機「バイオトラック」は、汚染発生をリアルタイムに検出する。浮遊菌の測定は、エアーサンプリングと培養法が利用されているが、培養と分析には通常数日間を要し、その間に汚染された製品が製造されている可能性がある。汚染発生をリアルタイムに検出し、製品への影響の可能性を最小限に止め、直ちに対策をとることが最大のテーマとなっており、バイオトラック」は、さらなる製造環境の安全性向上に貢献する