当会が業界新聞にて紹介されました

記事提供:

掲載情報:2018/05/25発行 282号・8面


2018年度ベルト伝動技術懇話会の総会・講演会が5月18日、同社大学今出川校地の良心館で開催された。大窪和也会長(同志社大学)は、「今日の総会と講演会が皆様にとって有意義な一日となることを願っています」と挨拶し、議案審議に入った。

報告事項としては、17年度活動報告、決算報告、監査報告、その他があり、審議事項では18年度人事、活動計画、予算、その他では、定年で退官した元会長の藤井透名誉教授(同志社大学)を同会の名誉会員への推挙があり、いずれも原案通り拍手で承認された。

講演会では、第1部がこのほど発刊された「ベルト伝動・精密搬送の実用設計~第三次改定増補版」の内容紹介が、編集委員長の大窪氏、各章のWG主査から行われた。

第2部では、前会長の飯塚博氏(山形大学大学院)が「30周年に向けて」と題し、来年度に30周年を迎える同会に向けて講演を行った。飯塚氏は、ベルトとの係わり、研究内容、そして次の時代の姿について語り、「次の30年も、有為な存在であれ」とのエールを贈った。

第3部では、「自動車業界から見たベルト式CVTの機能および機構」のテーマで、自動車技術会共同研究センターフェローの青山明宏氏が、自動車用トランスミッションを取巻く動向、将来展望等について最新事情を紹介した。

第4部では、「部品素材メーカー企業から最新事情紹介」が行われた。

日本板硝子高機能ガラス事業部門ファンクショナルプロダクツ事業部技術部の梶原啓介氏は、「ゴム補強用高弾性ハイブリッドコード」を、日本ゼオン総合開発センターエラストマー研究所の召田郁哉氏は、「タイミングベルト用ゴム材料の開発」を、帝人フロンティアソリューション開発課の鈴木芳史氏は、「繊維素材と最近の用途展開」を、それぞれ紹介した。

講演会終了後、京都駅地下街の「酔心」に移動し、和やかに情報交換会が行われた。席上、永年同会の活動に尽力した前副会長の中村晴彦氏に感謝の拍手が送られた。