掲載情報:2013/09/05発行 6面
ゲイツ・ユニッタ・アジアの、長尺のウレタン製タイミングベルト「ユニッタメクトロール」がユーザーからの評価が高く、着実に売上を伸ばしている。任意の長さにエンドレス加工できるエンドレスタイプ、任意の長さにカットした切り放し状のオープンエンドタイプ、ベルトにジョイント部がないフレックスタイプ「U-Flex」の3タイプが揃っている。 「U-Flex」は、継手部のないエンドレス製法により、長寿命化を実現。ベルトに継手部がないため、強度の均一化が図られ、また、張力の保持特性にも優れている。 ベルト歯底部に溝ができない新工法により、耐久性が向上。溝付近の心線に作用する応力集中を緩和し、屈曲疲労性が向上した。
こういった特長がユーザーから高く評価され、市場へ浸透しつつある。一般機器関連や自動車設備関連向けへの拡販に努めるとともに、食品分野などへの展開も図っていく。T5、T10、AT5、AT10の4品種が揃っている。 また同じく好評を得て売上を伸ばしているのが“はめ込む”だけの画期的なプロファイル「はめぱっちん」。 〝はめ込む〟だけなので、融着プロファイルで発生する剥離トラブルがなく、ベルト・プロファイルの材質に制約を受けにくく、鉄系の材料も取付け可能。また、融着プロファイルに比べて、量産時のコスト低減ができるなどの特長がある。
はめぱっちんは取付時に爪のスペースが必要になるため、有効ベルト幅が狭くなるが、利便性が高いため、はめぱっちん仕様での設計が増加している。 メクトロール以外でも使用可能で、様々な分野での活用ができることから好評を得ている。 同社では、これらの特長ある製品を背景に市場の開拓を推進、関連会社であるニッタとコラボしながら市場の末端まで展開する方針。