樹脂ベルトの２０１６年度生産量（日本ベルト工業会に加盟する６社合計）は、１０５万９３２㎡（前年比１０２％）となる見込みで、その内訳は、内需が１００万７１８９㎡（同１０２％）、輸出が４万３７４３㎡（同１０４％）となる予想

２０１６年のベルト業界を取巻く環境は、自動車産業向けの伝動ベルトが、自動車のハイブリッド化や海外生産の増加によって国内需要が減少していることに加え、中国をはじめとする鉱物資源需要の減少で、コンベヤの輸出が前年比で大幅に減少している。

日本ベルト工業会統計による過去５年間のゴムベルトの生産量の推移を見ると、11～13年は堅調あるいは順調だった。しかし、14～15年は減速、16年の需要予測では前年実績を上回る見込み

〈16年１～６月の売上実績（対前年同期比）〉については、「やや上昇」が75％、「横ばい」が25％という回答

三ツ星ベルト（神戸市長田区、垣内一社長）の２０１４年度のベルト需要は、前年度に比べほぼ横ばいだった。

ニッタ㈱の２０１４年度のベルト事業の実績は、対前期比で若干の売上増となった。物流・食品の各分野で特に目立った動きはなかったものの、地道な営業活動を積み重ねたことが売上増の要因と同社では見ている。